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2011年 08月 31日
「小なまいき な ガキ」
小学 4年生 女の子 死ぬ って なんだ なんだろう か いったい 死体は 見たこと ある おばあちゃん の でもねぇ あれ ちがうなぁ きれいすぎる と おもう ほんと のは あんなんじゃ ないよ たぶん もっと すごい はず 医学ことは 正直 なんにも しんない 癌 とか 脳みその血管が つまる とか 心臓が とまる とか それって 言っちゃえば パーツ の問題でしょ ひとつのパーツが だめ になって 全体が だめに なる 押しつぶされて 死ぬ とか 溺れて 死ぬ とか それは ね 複合的に 一瞬に いろんな パーツが だめになるんだわ 大量 出血 血液 を パーツ の一つ と 考えることもできるね どれも なんとか なりそうね わたしが 平均的な年齢で 死ぬ までには でもね それだけじゃ ない それだけじゃ ない のよ 死ぬ ってことは そんな 「物」 だけの ことじゃない 子供の わたし にだって わかるわ そんな ことくらい #
by urahitsuji
| 2011-08-31 12:33
| ひとびと その 内緒話
2011年 08月 29日
「たのしみ なBLOG」
30才 くらい 男性 その ブログに偶然hit したのは たしか ・・・一年以上前かな ほぼ毎日 更新されるので ほぼ毎日 読んでいる 関東のどこかにある 変わった 名前の喫茶店の ブログ で 経営してるのは 俺と同い年くらいの 夫婦 だ 喫茶店 で 大人 ふたりが 食ってゆけるのか わからないが けっこう気楽な 感じ それが 第一印象 休みは多いし 旦那の方は 趣味 かなんかで 音楽やってるらしく 店を留守することが しょっちゅう 遠いところまで 出かけて 演奏会してる みたいだ 夏と冬は 長い旅行に出かけ うまいもん くって 温泉浸かって ふたりとも 満面の笑顔で ほんとに しあわせそうだ あんまり 言いたくないが 俺のほうは パッとしない 朝から晩まで 油まみれに なってチッチャイ チッチャイ ネジ作って オヤジが残してくれた 中途半端な借金 返すために バーミヤンで皿洗いして クタクタに なって あとは 「い ま ど き」 と叫びたくなるような狭くて汚いアパートに 帰り 寝るだけ 恋人なんかいない 結婚なんか できるはずもない 楽しみ もない 友達 も離れていったし 旅行なんか 20年後 でも どうかな って 感じ おんなじ におい するんだけどね こいつら も 俺も どっかから こぼれ落ちて はしっこ にいる においが するんだ けどね けど こいつらは しあわせ そうで いつも ニコニコ でも ブログ を読むのは 楽しみだ こいつら も いつか気が付く 自分たちが 「はしっこ人」だと それで きっと 不幸になる 俺は その日 を たのしみに 待っている #
by urahitsuji
| 2011-08-29 12:46
| ひとびと その 内緒話
2011年 08月 28日
ひどい嵐が 過ぎ去った 夜 我が家の 老猫が 久しぶりに 予言を しました
人 と 人が 出会うと それぞれの 背後に隠されていた物語も 出会います 人の 関係が 深まりをみせるほどに 互いの 物語も 深く 絡み合う ように なるのです ことによると それらは 何事かを契機に 収斂され 一つの 物語 を 紡ぐ可能性をも 秘めているのです ここに ひとりの女「盲目の女・視線を失う」 そして ひとりの男「見捨てられた子」 あるいは 最後に 「ここに も ひとり」 彼らの抱えた 物語 も 何れは ひとつに 絡み合うのかも 知れません #
by urahitsuji
| 2011-08-28 15:21
| ノイローゼ
2011年 08月 28日
「見捨てられた 子 1」
男性 46歳 自称 画家 簡素すぎる クロニクル 明治の終わりころ まだ十代だった 曾祖父は 鹿児島の沖合に浮かぶ 島を「アメリカに行く」と言って 飛び出した 伝え聞く ところによれば 当時の 島は 寒村 で 家族や 周囲の者たちは 曾祖父が 島を出ることに賛成だった ただでさえ 食えないのだ 僅かな 農作物を 分け合って食べている 格好の口減らし が 出来たと みんな 考えた まさしく 裸一貫であった 金品 は もちろんのこと 多兄弟の最後の方に生まれた 曾祖父は 親から 礼儀作法や考え方 某かの信条など一切教え与えられることなく ほぼ 放置された状態で育ってきた 生き抜くための術は自ら身につける他 なかった 無論 そうすること 人生を 自分の手で切り開くことは 当り前の話では ある だが 考えてみれば 人は 生育する環境下で 様々な 影響を受ける 「教え」のごとき ものを 知らず知らずのうちに継承する そのすべてとは言わないが いくつかの考え方 は この世界を生き抜くのに 不可欠なものであるはず なのだ 曾祖父には それが なかった 上京し アメリカへ向けて出発 それは 実現しなかった 曾祖父は途中 立ち寄った大阪にとどまり 警察官に なった どうしてそうなったかは 判然としないが おそらく 食べてゆくためだっただろうと想像する それにして 警察官とは 意外にも 堅実な人柄で あった のかも知れない ほどなくして 関東大震災 により 横浜から関西方面に 移住していた 曾祖母と 夫婦 となり 私の 祖父を筆頭に 五人の 子をもうけた 曾祖母が いかなる人柄で会ったのかは聞き及んでいない ただ 家事も育児もせず ぼんやりと ひとりで過ごすことが 一日の 大半であったという話だ 代わって 妹や弟たちの 面倒は ほぼ そう年の変わらない祖父がみてい たらしい ずいぶん辛い思いをしたと 聞いている やがて弟二人が 風邪をこじらせ 幼くして亡くなってしまった それは 母親の役目を放棄した曾祖母 のせいであった ということだ やがて 曾祖父 病に倒れ そのままあえなく 逝ってしまう 曾祖母に 残された三人の子供を育てる気概などあるはずは なかった 彼女は単身 横浜の親類とやらを頼りに 家を出て行ってしまう 祖父はどうにか ふたりの妹を育て 早々に嫁がせ 自らも所帯を持ち 私の母親を 筆頭に 四人の子を授かった その頃 長崎で 原子爆弾が 投下された 私の父になる男は 未だ 11歳 その父親 つまり私の父方の祖父は当時長崎で港湾に扱いの会社を経営しており 家族を島原に疎開させ 単身 市内に残り そこで被爆し殺された 五人兄弟の三男であった父は 十代の終わりころ 大阪にやってきた そして数年後 親に反発し どうにも手をつけられないほど 荒れた生活をしていた 母と知り合い 私 が 生まれた この一族 の系譜 つまり私の系譜には 継承がない 人は世代間で 遺伝子以外に 大切な「智慧」を継承してゆくそこには 橋の架け方や 野菜の育て方 人との付き合い方 など 様々な 要素が含まれるが 最も肝要なのは「愛」だと 思われる いかに 愛し 愛される かだと 考える この系譜は 愛について 考えることが なかった 常に持て余していた ことによると その 存在 に 気づくことすらなかったのかもしれない そうして 程なく 簡単に 父と母は 家庭を壊してしまう 私は 遺伝子を含めて 何ものをも 継承しない将来を心に刻まれ た クロニコル 簡略化が 過ぎた 感 がある 物語り それは 未だ 何も 語られては いない #
by urahitsuji
| 2011-08-28 11:20
| ひとびと その 内緒話
2011年 08月 20日
「リスト UP」
男性 59歳 人事部長 定年 目前 これが 最後の仕事だ リストラ 候補者を リストアップし 各部所長 と 相談の上 最終名簿を 製作 する 残された 部署は 物流部門 これが 済めば 私は すべての 仕事を 終えることができる どの部署 でも 年かさの者 つまり給料の高い 人物が ターゲット となる ここでも 40代後半 の 二人が既に 対象となっている あとは 二人から THE ONE を選出 するわけだ 約束していた 時間 を 待たずして 物流の 責任者 より 携帯に 連絡が はいる 「もうしわけありません 。ちょっとした、した トラブルで どうしても時間をとることができないのです」 業務上の トラブルと 言われてしまえば どうすることもできない 「で、いつなら?」 「今夜、いかがですか? 一杯 やりながら・・・・」 「わかりました」 この男は いわゆる やり手である 営業を皮切りに 人事 開発 物流 と 移動してゆき 40そこそこで そこの 責任者 となった 十年後 いや 五年後 彼は 確実に 社の中枢に 限りなく近い所にいるだろう 私も 彼を 部下に もったことがある 出世欲の塊 したたかで くえない 奴 だ うまい魚 を食わせる という 居酒屋で 軽く呑み 食べた その時点では 向こうから 何も切り出さない 私も言わない もう 定年退職なのだ 何の腹もない 高みの見物 気分で 奴に 付き合ってやるだけだ もう一軒 次は 御馳走しますよ というので ついて行く うまいワイン と 濃厚で豊潤なチーズ を 出すバー 奴の 魂胆 が 見え隠れする 無論 私が 見透かして いるのでは ない 奴の 方が ちらつかせて いるのだ 様々に 話が弾み 一段落したころ 奴が切り出す 「単刀直入に 申し上げますと Aさん を 最終リストに あげていただきたいのです」 「ほう A君ね」 Aは 48歳 年齢を基準に 人選したため リスト入りしたものの 考課のすべての項目において 優秀で 社にとっては 有用な人材である その 彼の 首 を と 奴は 言い出した 「B君 では ないのですね」 「ええ」 Bは 50歳 意識が低く 愚鈍で 積極性の 欠片もなく 覇気も感じない 私に言わせれば 旧ソビエト時代に 存在したであろう 計画農場の怠惰な 労働者 のごとき で ある その Bを 残し 必要な A を 切ってほしい と 言うのだ 「わたし の 真意 を 探っていらっしゃる」 「ええ まぁ」 「必要なのですよ Bさんのような 人物も もちろん 時と場合によりますが」 「ほう 必要?」 「ガス 抜き です 部署の 人員 の ための いい年をして 自分より 劣った 侮蔑できる 対象が 必要なのです 」 「それだけ の ために?」 「そうです 職場の 様々なバランスを保つ ためには 重要な ことです」 重要 本心は そうではあるまい 本当は A を切りたいのだ それが 第一の 目的 仕事出来る A が 邪魔 なのだ 「いかがでしょうか」 私は 無言で グラスのワインを 飲み干した #
by urahitsuji
| 2011-08-20 05:54
| ひとびと その 内緒話
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